20周年の感謝を込めて

2019年4月22日、私たちIPGは、設立から20周年を迎えました。
ひとえに、株主や放送局、メーカーをはじめ、
コンテンツ制作、ユーザー、従業員、
すべての関係者の方々から、 大きなご支援あってのこと。
皆様に、心より感謝を申し上げます。

IPGは、電通内のいち新規事業としてスタートしました。
当時、「そんなの本当にできるの?」と言われていた番組表は、
いまでは誰もが使っていて当たり前のものとなり、
さらに、様々にデータを活用し新たなビジネスを生み出す存在となっています。

私たちのチャレンジは、ここからまた、次の進化へ。
IPGの新たな決意に、多くの方が期待をしてくだされば幸いです。

人とコンテンツの間で、
未来の豊かさを支えつづけよう。

たとえば嫌なことがあった日も、
バラエティ番組を観て救われる人がいる。
たまたま見ていたニュース番組の知識で、
仕事のアイデアをひらめく人もいる。

ドラマも、スポーツも、情報番組も、ドキュメンタリーも。
それぞれのエンターテイメントは、
それぞれに誰かの人生をちょっとずつ豊かにしてくれるものです。
エンターテイメントは、いまや私たちにとって不可欠な存在であり、
社会のインフラなのだと私たちは考えています。

インフラを担う一員として。
IPG は、これからどんな役割を果たさなければならないのか。
それは、生活者がさらなる豊かさと出会えるきっかけを提供すること。
そして、出会いによって生み出された価値が、
業界にも還元される仕組みをつくることです。
エンターテイメントのより新しい価値や、
より大きな価値について、私たちは何度でも考えていかなければなりません。

テレビでもラジオでも、これから生まれる新たなメディアでも。
何気なく触れたものから、みんなが大きな豊かさを得られる世界となりますように。
生活者とコンテンツの間で、新たな価値を模索し続けること。
それが、IPG の使命です。

  • 1999
  • 4

    株式会社インタラクティブ・プログラム・ガイドを設立

    東京都中央区築地 1-11-1旧電通本社ビル 6 F 電通内の新規事業としてスタート。
    Gemstar-TV Guide International, Inc. などの協力を経て、番組情報ビジネスを行う

  • 4

    電子番組表G ガイドの
    サービス提供開始

    放送局とのつながりをつくりあげ、 番組表のデータを配信することが可能に。

  • 2000
  • 9

    オフィスを移転

    東京都中央区築地1-9-9
    旧電通細川築地ビル7Fへ

  • 2001
  • 9

    IPG 技術を搭載した
    次世代型録画機が登場

    Gemstar-TV Guide International,Inc.による双方向番組ガイドシステム(IPG)が、日本で実現。
    Sony のパーソナルデジタル録画機へ 搭載されることになる

  • 11

    Gemstar-TV Guide International,Inc. が
    2002年に日本市場での
    双方向番組ガイドシステム開始を予定

  • 12

    双方向電子番組ガイドサービスを日本全国で開始

    Gemstar-TV Guide International Inc. と IPG により、スタート

  • 12

    Gガイドの搭載された
    BSデジタルTVが登場

    松下電器産業により発売。翌年以降、日本ビクターや三菱電機なども続き、様々なメーカーから双方向番組ガイドシステムの使えるテレビやレコーダーが登場する

  • 会社設立記者会見を実施

  • 松下家電プラズマテレビ対応Gガイド
  • 2003
  • 2004
  • 4

    オフィスを移転

    東京都中央区築地1-7-13  電通恒産第2ビル7Fへ

  • 11

    Gガイドモバイル サービス開始

    テレビ番組表/AV リモコンの携帯電話向け i アプリ(R)
    「G ガイド番組表リモコン」を提供。
    NT T ドコモの「901iシリーズ」に標準搭載され、無料で番組情報配信サービスを開始

  • 2005
  • 6

    IPG 、D2C、ナノ・メディアが協力し、携帯電話向けT V 番組表サービスを、NTTドコモ、KDDI、ボーダフォン、3キャリアの対応を可能に

  • 10

    企業ロゴ変更

    「デジタル化によって多様化する視聴体験を、テレビとともに成長する企業イメージ」を意識したデザインに

  • 2006
  • 12

    Gガイドのデータ提供モデルが完成

    2019 年現在も続く、G ガイドのモデル。
    第1弾として、プレゼントキャスト運営のDOGATCHにサービスを提供。
    同時にmindsをリリース

  • 2008
  • 4

    Yahoo! テレビへ
    Syndicated Gガイドを提供

    新サービス Yahoo! テレビ.Gガイドがスタート。
    IPG、Yahoo! J APAN がT V番組情報サービスの提供で業務提携し、TV番組公式情報(SI 情報)を活用した新たなサービスを目指す

  • 2010
  • 4

    スマートフォン版
    Gガイド番組表が誕生

    SoftBank 0 03SHに採用される。
    翌年にはバージョンアップし、KDDI やNT Tドコモでも導入へ。
    のちに広告配信なども可能になる

  • 2011
  • 8

    オフィスを移転

    東京都中央区築地5-4-18  汐留イーストサイドビル6Fへ

  • 2012
  • 2

    IPGと日本デジタル配信株式会社が業務提携。 CableGate.G ガイドに本格的に取り組む。 SI情報を活用したケーブルテレビ事業者向けサービス開始

  • 2013
  • 6

    MY J :COM 番組表 G ガイドをリリース。
    IPGとJ:COM がT V番組情報サービスの提供で業務提携。
    mindsメタデータを活用したJ:COM 加入者向けサービスの開始

  • 2014
  • 3

    IPG・フロムワンがSI情報サービスの提供で業務提携。
    『SOCCERKING』内でのサッカー番組情報サービス、SK T V Gガイドを提供。 Syndicated Gガイドの第1弾。
    第2 弾のアニメ番組情報サービス、第3弾の野球番組情報サービスへと続く

  • 2015
  • 7

    株式会社IPGへ社名を変更

    会社名変更に伴い現行の企業ロゴへ変更

  • 2016
  • 2017
  • 3

    IPGとケイ・オプティコムによる協業サービスの開始

  • 10

    Gガイドモバイル放送終了後の番組詳細画面から 、TVerのキャッチアップ動画が視聴できる連携を開始

  • 3

    SmartNewsへ番組ランキング情報を提供。番組詳細閲覧数データを利用し、ランキングを毎日更新

  • 2018
  • 5

    Amebaでの
    サービスを開始

    Ameba 芸能人・有名人ブログにおいて、出演番組情報の提供が可能に。
    2ヶ月後には、AmebaでTV 局向け番宣特化広告商品の提供も

  • 5

    NHK 技研主催の技研公開2018にて共同研究成果を展示

  • 7

    Gガイドモバイル番組詳細画面からParavi( パラビ) 動画が視聴できる連携を開始

  • 12

    ラジオの世界にも
    サービス拡大へ

    radikoとIPGが業務・技術提携。
    radikoがIPGのmindsと連携し、ラジオ番組の普及を目指す

  • 12

    G ガイドモバイルBS 4K・8KとCS 4Kの番組表に対応

  • 2019
  • 創業20周年

    エンターテイメントの世界をより変えていく存在として、メディアと生活者の間に

Core Competente

[コアコンピタンス]

放送局との強固な関係性
  • 全国全ての放送局と契約し、正式にS I情報を収集し、その運用の許諾を有している
  • 全国全局と長い繋がりがあり、協業展開も可能
SIコレクターの設置
  • 日本全国の放送データをリアルタイムに収集し、発信することができる仕組みを全放送エリアに設置している
メタデータ
  • 全テレビ局のSI 情報に加え、画像等のリッチデータ、そしてコンテンツプロバイダーの番組コンテンツ、ラジオ局の番組情報まで収集し、全て統一フォーマットでメタ化し保有
  • 複雑な番組データの運用業務を一元的に行ってきた実績・ノウハウがある

上記含め、従来の事業範囲に捉われない柔軟な発想で、
コンテンツプロバイダーとユーザーをつなぐインフラとしてさらに進化していきます。

これまで積み上げてきたものを誇りに、新しい価値を生み出す、次の時代へ。

現在までテレビやラジオが、無料で享受できるものであり続けたことは、日本の文化、 そして豊かさの形成に大きく寄与してきました。ときに感動を与えたり、ときにストレス を解消させる存在であったり、楽しみ方はそれぞれに、誰もが影響を受けてきました。 エンターテイメントコンテンツは、より楽しく豊かで、平和な生活を、私たちにもたらして くれるものであり続けています。さらにこれからは、触れられる時間帯や手段、場所が 自由になることで、コンテンツはもっと進化します。これからも人に幸せを与えるもので あり、その豊かさは発展を続けるはずです。

どれだけ生活者の楽しみ方が変わっても、私たちIPG が目指すことは変わりません。 それは、テレビをはじめとしたコンテンツと生活者との間で、両者への新しい価値を 生み出し続けること。とくに、コンテンツと生活者の最適なマッチングをはかることです。 人それぞれ、求めるコンテンツは異なります。制作者の方々の想いのこもったものを、 生活者の元へ適切に届け、新たな出会いや楽しみを創出する。それがまた制作者へも 還元されることで、さらなる価値を生み出すサイクルをつくりあげていきます。

つねに新しい価値を求められる中にいながらも、これまでの20 年間で積み上げてきた ものは、変わらず基盤として大切なものです。創業当初から蓄積してきた番組データ、 放送局やメーカーの方々との長期に渡る関係性、一つひとつ築いてきた技術的資産、 そしてハブとなり得る立ち位置。どれも、これまでのIPGを確固として支えてきてくれた ものであり、次に挑むための強い土台です。先人たち、自分たちが、つくってきたもの を誇りに思いながら、新しいことに挑み、コンテンツと生活者の間で、よりよい次の時代 を築いていく。IPGの進化の過程に参加していただけたら幸いです。

株式会社IPG 代表取締役社長

星野 仁

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