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IPGのサービス、Gガイド、Gガイドモバイル、シンジケーティッドGガイド、Gガイド for Wii、G-Guide for windows

Gプレスインタビュー

2010.June | vol.84

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いま、携帯電話は「転機」にある。

株式会社ディーツー コミュニケーションズ
代表取締役社長

宝珠山 卓志さん

ほうしゅやま たかゆき
1972年2月生まれ。
1995年早稲田大学を卒業後、株式会社電通へ。マーケティング局、第7営業局に配属。
2000年6月株式会社ディーツー コミュニケーションズ設立と同時に出向。営業部長、営業推進部長、企画推進部長、営業統轄部長を経て、2004年11月に同社取締役 COOに就任。
2006年4月モバイルマーケティングソリューション協議会の理事に就任。
2010年6月15日より現職。

携帯電話が生まれてから、およそ四半世紀。デザイン、機能、コンテンツ、様々に変化してきた携帯電話は、ここ近年、更に劇的な進化と多様化を遂げている。
その流れの中、5月26日、携帯電話向け電子番組表「Gガイドモバイル」は、インターフェースを一新し、ミニアプリの追加機能を新たに搭載するという、大々的なリニューアルを行った。このリニューアルにはどんな背景が、そしてどんな意図があるのか。6月15日、株式会社ディーツー コミュニケーションズの新社長に就任した宝珠山卓志さんのお話を紹介します。

―今回の「Gガイドモバイル」リニューアルの大きなポイントは?

「Gガイドモバイル」の本質は、「テレビ番組表を中心にいろいろ楽しめるコンテンツである」こと。それはリニューアル前も後も変わっていません。変わったのは、その「いろいろ楽しめる」部分の拡張性が大幅に伸びた点です。今までも、リモート録画予約や検索ワードなど様々な拡張サービスを展開してきましたが、あくまで番組表としての拡張性にとどまっていました。それが、今回のリニューアルによって、番組表以外のテレビ周りコンテンツも楽しめるようになったのです。具体的には、直感的に操作しやすいデザインに変更したり、自分好みにカスタマイズできるミニアプリ追加機能を搭載したりしました。まずは、実際に新しい「Gガイドモバイル」を体験していただきたいですね。

―ユーザにとって相当なインパクトがあると考えているわけですね。

当然と言えば当然ですが、2004年冬にサービスがスタートして以来ずっと、「Gガイドモバイル」は、携帯で見られる「テレビ番組表」であり、「テレビ視聴をより便利に快適にするツール」でした。それに、「番組表の外側のコンテンツ」をどんどん充実させていける設計が加わることにより、単なる「ツール」から、使わなくても見ているだけで楽しい「メディア」へと、大幅なジャンプをしたのです。
「メディア」感が生まれた「Gガイドモバイル」は、これまでは関心を持ってもらえなかった層の方たちにも広まるのではないか―個人的には、今まで約700万人であったアクティブ・ユーザが、1000万人、将来的には2000万人まで伸びていくのではないかと思っています。

―アクティブ・ユーザが増えると、広告媒体としてメディア価値も上がっていきますね。

実際、今回のリニューアルにあたり、その点をかなり意識しています。インターフェースを一新するにあたり、大きく2つのポイントがありました。 1つは、トップページに大きな広告スペースを設けたこと。おそらく、携帯電話という端末上で最も大きな広告スペースになるでしょう。これは、アクションベースの広告ではなく、インプレッションベースの広告の展開が携帯上でも可能になるという意味で、非常に画期的なことであると私は思っています。
もう1つは、デザインの大幅な変更です。機能的なトーンが強く、「ツール」としての印象が強かったものから、「見た目の雰囲気やデザイン性」を重視したものへシフトしました。トップ画面に従来の機能のアイコンを表示させ、一度アクセスしたら、そこに長く滞留して楽しめるような、スイスイ操作できるデザインを目指したのです。

―豊かな表現力を手に入れた「Gガイドモバイル」が、次に目指すものとは。

たとえば、フランフランや フォリフォリ等のブランドとタイアップした携帯電話が、端末の金額が高いにも関わらずよく売れています。少し前までは、そのような携帯電話が販売されること自体、考えられないことでした。要するに、携帯電話はもはや「メカ」ではなく「ファッションアイテム」にステージをシフトしつつある、ということです。ゆえに、「ブランドツール化」という現象も起きてくる。そうなると、自ずとコンテンツのあり方も大きく変わるでしょう。そして、コンテンツのあり方が変わってくると、広告価値も変わります。
携帯電話は、大きな転換期にあり、面白い時代に突入しました。そして、「Gガイドモバイル」も、ユーザがより自分仕様で楽しめるコンテンツへと、大きく舵をきったのです。

―本日はお忙しいなか、興味深いお話をありがとうございました。

気になるテレビ語 groovy word on TV 『AKB48』


国会議事堂で「総選挙だ!」と熱い議論が繰り広げられている中、別の場所でも、総選挙が繰り広げられていました。それはAKB48とSKE48のメンバー計104名から、次回発売になるシングルのメイン曲を歌う21人のメンバーをファン投票で決めるという総選挙です。今回のテレビ語では、総選挙の結果とテレビ語の検索数、それぞれのトップ5を比較していき、テレビ語版総選挙を行いたいと思います。
以下の表を見てください。

まずは総選挙、前回1位の前田敦子を抑え、今回は大島優子が597票という僅差で1位に輝きました。それではテレビ語の検索数はどうでしょうか?前田が37,217(全体の検索数でも7位)で1位となり、2位の大島と約17,000の差がついています。この結果から、テレビ語版総選挙は、前田敦子の圧勝という結果になりました。話題に事欠かない「会いに行けるアイドル」の今後に、ますます注目です。


『Gガイドモバイル』ユーザ検索ログデータより 集計期間:2010/5/1-5/31

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